Ext JS +JQTouch = Sencha Touch!!
先日の会社名変更の衝撃からまだそんなに日がたっていませんが。早くもSencha.comからSenchaブランドのプロダクト第一弾が公開されました。
ExtJSとJQTouchを組み合わせたようなモバイルWebアプリ開発フレームワークです。
Sencha – Sencha Touch Overview – HTML5 Mobile App Framework.
タイトルにもあるようにHTML5の機能をふんだんに使用しています。ExtJSがIE6から動くマルチプラットフォームが一つの売りだったためHTML5の機能を入れられないんじゃなと思っていました。
モバイル機器専用として割り切ることでHTML5に対応させたExtJSとも考えられます。
将来的にHTML5の機能はExtJSに組み込まれんだろうと思います。
サンプルも沢山用意されているので、一度iPhoneやiPadで試してみるとよいかもしれません。
iPhone 3G,3GSで試すと3GSはなかなかの使用感ですが、3Gだとピッカー系のUIやフォームの動きがあやしいかんじです。メモリとCPUが結構必要な感じです。
Androidはまだ改善中とのことです。UIの制御でバグっぽい箇所がいくつかありました。スライドさせるUIが全体的に不安定な気がします。

現在のところまともに使えそうなのはiPadとiPhone 3GSですね。
実際サンプルのソースコードを見ると、Ext.~が使われて安心しました。Sencha.get()だったらどうしようと心配してましたがExtで使えるようです。
サンプルのソースコードを見ると、Extと同じ書き方がされているのが分かります。ExtJSの開発者はスムーズにSencha Touchに移行できそうです。APIドキュメントも慣れ親しんだExtJS APIドキュメントと同じようなものが用意されているので全体を眺めてみるとExtJSとの違いが分かります。videoやaudioといったHTML5っぽいクラスが追加されています。
ただこのSencha TouchドキュメントはiPadではまともに動きません。Sencha TouchドキュメントはExt JSで書かれているということなんだと思います。APIドキュメントがiPadで見れると実用は別にして、なんとなくうれしい気がするので期待しています。
あとはCANVASが使えれば、携帯ゲームを作ることも簡単になるかもしれません。
Sencha Touchは既存のモバイル向けJavascriptライブラリとは違いフレームワークです。雰囲気でいえばApple のDashcodeのようにモバイルアプリケーションを作るのに近いといえます。JQTouchを含め既存のJSのCocoa Touch風UIライブラリではUIのみしか提供されませんでしたが、Sencha TouchではモデルやAjax処理も内包しています。そのためより高度なモバイル向けWebアプリを作ることが可能になりそうです。
またいわゆるハイブリッドアプリケーションの形式を取れば、iPhone Appとして開発してAppstoreへの申請も可能かもしれません。
最近AppleのiPhone AppではFlashやC#など開発言語の締め出しがおこなわれましたが、Javascript + HTMLは現状OKです。またAppleのDashcodeがある以上Javascriptが禁止されることはまずないと思います。
色々期待はしますが、まだベータ版といった感じなので遊びで色々やってみるのも面白いかもしれません。Ext JSを開発してれば、簡単なアプリをすぐ作れてしまうんじゃないかなと思います。
追記:Vimeoにビデオも上がってました。
Sencha Touch Introduction from Sencha on Vimeo.



